鉄人28ミリ
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鉄人愛の野球場



5232eb13.jpgもう先月のこと。
池袋の古本屋で見つけた『戦艦大和ノ最期』。
そのころ読んでいた白洲正子の本と吉田満の息子さんの『ブランド2』って本の中に、
この本の話が出てきて気になっていたら
古本屋で見つけて即買い。

買ってから読了までは早かった。
久々に一息で、寝ずに読んだ。

blogのネタにしようしようと思いつつ、
迎えてしまった終戦&敗戦記念日。
なんかもう、この日の話題にするってのが
非常にベタで申し訳ないんですが。
この本の感想とか評価は、実際に読んでいただければいいので置いておいて。

作者は副電測士として戦艦大和に乗艦。
ご存知の通り、大和は沖縄へ向かう途中にアメリカ軍の猛攻により沈没。
約3000名の乗員のうち、生存者は276名。

うちの父方の婆様は東京大空襲の当日に
病気だった娘を病院に連れて行って、無事だった。
病院は空襲されなかったので、
娘に付き添って一夜を明かしたら
病院の周りは焼け野原。
ちなみに、約20年前には関東大震災も罹災してた。

以前尋ね人を捜した
母方の婆様も、別の空襲の時に、
防空壕へ避難してたら
「出なさい!」っていう神の声を聞いて(本人談)
出た瞬間に焼夷弾が2発、防空壕に飛び込んできて
間一髪無事。

こう並べてみると、
間一髪度はそう大差ない気もしてきた。
うちの婆様くらいの年齢の人たちは
多かれ少なかれ奇跡的に、すんでの所で難を逃れた経験があるんではないだろうか。

一般人も軍人(徴兵される前は一般人って人も多いけど)も
そんな体験を持たされちゃうのが戦争なんだなあと思うのであります。
死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!

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